これは夢?現実?

以前、夢と現実の違いを見定めようと思って、40時間ほど寝続けたことがある*1。トイレに起きることもなく、身動きもせず、ただただ寝続けた。そして、その間にたくさんたくさん夢を見たように記憶している。そのまま没入していきそうだった。

でも最終的には、ぼくは「現実」に引き戻された。それは、強烈な喉の渇き。脳内でいくら自己完結しているつもりでいても、躰はそれについてこなかったというわけか。ぼくは、脳だけじゃなく躰も全部含めて、<ぼく>なのだ。

ここでギモンが生じる。
もし意識活動が、『イノセンス』にあるように、躰から自由になったとき、現実感というのは、どこまで保っていられるものなのか?そこに夢と現実を区別するものはあるのだろうか。

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ちなみに今朝方にみた夢は、見知らぬおじさんと女の子の二人に、ロシア語で話しかけられて、受け答えにシドロモドロ、というものだった。ロシア語なんて6年くらい触れたこと無いし、ほとんど知識も残っていないのに。ペラペラと話しかけられた時の、あのリアルなクオリア。あれは、いったいどうやって生み出されたのだろう。

*1:よくそんなに寝続けられたもんだ…