懊悩

今書いてある論文の下地にしていた理論に致命的な欠陥を見つけた*1。どうしてこんなカンタンなことに今まで気が付かなかったのか。凹む。ぼくには物理のセンスが決定的に欠けているんじゃないのか。

今回の問題の理論は、ぼくの指導教官によるものだ。だけど彼はぼくの指摘を受けいれてはくれない。議論を何ヶ月続けたことだろう。実は、ぼくだけが勝手に勘違っているんじゃないのか。でも、何度考えても同じ結論にたどり着く。そんなことをしているうちに時間ばかりが過ぎていく。前に進むつもりなのに、同じトコロをぐるぐると回りつづけている、そんな気がする。

異端の理論を追っているのがいけないのか。ただぼくの能力が決定的に足りないだけなのか。

*1:これで2度目だ。前回は、全て捨て去って0からやり直した。