反証可能性?

はてなのキーワードにもあるように、疑似科学反証可能性が欠けているってのが定番のラベルだよね。

魔女裁判で、
「魔女か?」⇒「拷問にかけよ」⇒
 (拷問の末、魔女と認めた場合)⇒「魔女である」
 (拷問に耐えきって、認めない場合)⇒「普通の人間にできることではない。魔女である。」

というような、論理形式は反証不可能だ。(もちろん、この論理と各文章を受けいれたら、という条件付きで。)

でも一般的には反証ってカンタンじゃない。物理実験においても、反証した/確認した後に、ありゃ違ったらしい、とひっくり返ることも普通にある。今思いつくものでは、ヘルツによる陰極線の実験とか。(追記:間違ってた反証可能性って、そもそもこの「反証/確認」のギロンのできる余地のことを言ってるわけで、ヘルツの例はそれをしっかりと満たしているって気づきました。勢いで書いてしまうのはヨクナイね。)

まそれはあっちへ置いておいて。ちょっとギモン。

たとえばさ、「心霊写真を科学的に分析する」っていう行為。これは、このアプローチをとった時点で、いわゆる「おばけ」っていう存在を、魔女裁判的に抹消して、物質およびその相互作用という落としどころに持っていくことを意味する。これってオバケの不在ということは、反証不可能なかんじなんだけど。「正しい」のかな?

・・・科学哲学系の本をちゃんと読んでみようっと。